画像オブジェクトの配置にはマウスを使わない
 2006.11.01

企業サイトを運営するクライアント担当者から「文字や画像の配置がバラバラで上手くいかない」とのお嘆き。

フォトショップには、簡易的に使えるオブジェクトの整列機能がないため、文字や画像をキレイに並べられなかったり、作成毎に配置場所が異なったりして困っているとのこと。

 

この手の問題の原因は、マウスを使ったフリーハンド(選択ツール等)でオブジェクトを移動させている場合が多い。フリーハンドでは座標の移動距離もまちまちで、位置や配置を揃えるのは非常に困難。

 

整列に関しては、ガイドラインを使ったり、座標を揃えたりすればなんとかなる。しかし、異なるファイルで同位のポジショニングを行なうのはイチイチ座標を覚えなければならないので面倒。

 

座標を使う場合は、移動させたいオブジェクトのあるレイヤーをアクティブにし、「編集」→「自由変形」を選択(Ctrl+T)すると、画面上部に座標数値を入力するテキストボックスが現れる。ので、そこで任意の数値指定をしてあげればOK。

 

もっと簡易的にポジショニングを揃えたい場合は、矢印キーを使うと便利。シングルクリックで1pixel、Shiftキーホールドで10pixelの移動(デフォルト)なので、端からカウントしながら移動させれば間違いなく等距離移動が可能。

 

例えば、「上から20pixel、左から35pixel」と覚えておけば、左上端にオブジェクトを置いて、「Shift+↓」を2回、「Shift+↓」3回の「↓」5回を押せば想定の位置に必ず移動させられる仕組み。 というわけなので、配列が気になる場合、オブジェクトの移動はマウスのドラッグ(フリーハンド)を使わないように。

カテゴリー:Windowsアプリ