オフィスの移転に際しての注意点(1)
 2007.01.25

事務所の移転やオフィスレイアウトの変更などがあると、PC環境(特にネットワーク)も細々注意しなくてはいけない事があります。 お客さんの事務所移転などのお手伝いをする事が何度かあるので、事前・事後の注意事項について一度整理しておきます。 1.移転先のインターネット接続環境手配  移転先のインターネット接続環境を事前に調査・手配する必要があります。オフィスビルなどだと、ビル側でインターネットインフラを提供してくれる所もありますし、NTTなどに依頼して、フレッツ回線などを手配する必要もあります。 ビル側での提供がある場合でも、IPアドレス空間の指定があったりするので、現在の環境をそのまま移行する場合、ビル側提供回線とオフィス内LANとの間にルータを入れるなどすると、移行の手間を削減でき、お勧めです。  NTTのフレッツ回線の場合、特に光回線だと工事が必要な場合があるので、新オフィスのオーナーに工事の可否確認が必要かもしれません。 2.新オフィスの配線手配  床下配線のあるオフィス/無いオフィス色々とありますので、一概に言えませんが、内注処理する必要が無ければ、電話工事業者に同時に依頼してしまうのがコストパフォーマンスが高いようです。 別にPC保守業者がある場合でも、工事段取りをよくするため、電話業者-PC保守業者と連携してもらい、どちらかに両方の工事を依頼すべきです。 3.PC関連機材配送手配  ここ数年、引越し業者でPC用梱包セットを用意してくれるようになりました。が、PCをどういう状態にしておけばいいのか(各周辺機器の配線を抜いておくなど)、よく確認をし、引越し業者が来るまでに、PC周りを整理しておくとスムーズに運搬してもらえます。 4.その他  PC収納ラック周りについては、現行利用しているものをとりあえずは移転先でも利用することをお勧めします。移転に伴いラック類を新調しようとすると、入りきらなかったり、場所的に結線/配線できなかったりと、トラブルの元になります。新調するなら移転後にしましょう。 以上、何となく経験則から。 移転時・移転後編はこちら。
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