fail2ban-0.8.1 – インストール編
 2007.10.25

今まで,DoS/不正アクセスの対策として fail2ban-0.6.1 を使っていました.本家サイトでは既に fail2ban-0.8.1 というバージョンが出ております.fail2banのアップグレードについてのお話. 作業はCentOS5.0(i386)上で行いました. 1. SRPMパッケージを持ってくる. http://atrpms.net/name/fail2ban/ここからダウンロード.私はSRPMを使いましたが,バイナリパッケージでもかまわんと思います. 2. SRPMをリビルド.リビルドにはpython-develパッケージが必要です.無ければyumでインストールして下さい.
# yum install -y python-devel
# rpmbuild --rebuild fail2ban-0.8.1-10.src.rpm
3. RPMパッケージをインストール.
# rpm --nodeps -Uvh /some/where/fail2ban-0.8.1-10.noarch.rpm
–nodeps を付けない場合,おそらく shorewall パッケージが無いのでインストールできないと思います.shorewall はFirewallらしいです.fail2ban自体は showrewall が無くても使えるので,私は依存関係を無視して –nodeps オプション付きでインストールしました. #必須でないソフトをRequiresに書かんで欲しい‥,とちと思います. 4. OS起動時にfail2banも自動で起動するよう設定する
# chkconfig fail2ban on
標準の設定では sshd のログを監視するよう設定されています. 関連リンク 1. fail2ban-0.8.1 – インストール編 2. fail2ban-0.8.1 – 解説編 3. fail2ban-0.8.1 – 設定編 4. fail2ban-0.8.2 Python2.3対応 2008/3/6追記: 0.8.2の記事を書いたので、関連リンク4番を増やした。
カテゴリー:サーバ管理