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自社サーバ・専用サーバのメリット・デメリット(無料診断します)

2008年1月31日サーバ管理

「ホスティングやレンタルサーバと比較して、自社サーバ・専用サーバを使うメリット・デメリットは何なのか?」

WEBには割りと専門家とは思われない無責任なメリット・デメリット議論があるようなので、専門家としての立場から整理してみようと思います。

まず、当たり前のメリットとしては…
1)ハードディスク容量やメールアカウント数を気にする必要がない。
2)自由な環境設定ができるので、データベースやスクリプト言語、CMSなど自由に使うことができる。
3)回線やサーバリソースを専有できる。

デメリットとしては…
1)ケースバイケースだが、多くの場合、サーバコストが高くなる。
2)コスト高要因の一つだが、ある程度、専門知識(専門家)が必要。

残念ながら、よくある議論としては、上のような理由を挙げて…「スケールメリットがない限り、必要ない」とか、「若干のスケールアップであれば、ホスティングやレンタルサーバのコースを高スペックへ切り替えればよい」的な結論で終わっている場合がほとんどです。

専門家としては、「?」ですね。
そもそも”スケールメリット”の”スケール”の定義が曖昧な上、自社サーバ・専用サーバのメリットの一部しか見ていない…加えて「ホスティングやレンタルサーバのコースを変更すればよい」などという結論は論外です。

経験のある方は、お分かりかと思いますが、ホスティングやレンタルサーバのコース変更や乗り換えは簡単ではありません。たまたま簡単なケースがないとは言いませんが…(このことについては近日中に投稿します。長くなるので…)

前置きが長くなりましたが、自社サーバ・専用サーバに向いているケースを挙げると以下のようになるのではないでしょうか?

1)複数のドメイン(サービス)を運営・管理しているケース
2つや3つまでならば、ともかく、4~5以上のドメイン(サービス)をドメイン(サービス)ごとにホスティング(レンタルサーバ)で運営・管理するのであれば、管理面(煩雑)や費用面から言っても自社サーバもしくは専用サーバに乗り換えるメリットは多いと思われます。
実際、ホスティングする時期によって、サーバの設定が異なっているケースなどがあり得るため、サービスの拡張など開発時にも混乱が起こる可能性が高くなります。

2)(サーバへの)負荷の高いサービスを行っているケース
ユーザからのアクセスの多いWEBサービスや処理の重たいシステム(物件管理・商品在庫管理・CMS・検索エンジン etc…)を稼動させている場合には、負荷分散システム(ロードバランサー)やハードのスペックアップ(メモリ増設・ハードディスク増設/変更)など対策をとりやすい自社サーバ・専用サーバへの変更をお勧めします。
仮に、現在、稼動に問題がない場合でも、何かのきっかけで、負荷が処理を上回った場合に、ホスティング(レンタルサーバ)環境では、短時間での対応は困難です。

3)社内情報共有など戦略的にサーバリソースを活用したいケース
外出先・出張先・自宅などから社内の情報(例:スケジュール・在庫・売上など)にアクセスするなど情報の戦略的な活用を考えているケースには、自社サーバ・専用サーバが最適です。
また、事業所や支店・支社など拠点間での情報共有やファイル共有にも役立てることが可能。
実際、弊社管理クライアントでは、戦略的などという難しいことではなく、CAD図面やイラストレーター(Illustrator)ファイルなど、メールでは添付しづらいデータの共有化を拠点間などで行っているケースもあります。

4)顧客の個人情報や機密情報などを取り扱うなどセキュリティ強化が必要なサービスを行っているケース
ホスティングやレンタルサーバでは、セキュリティ管理の権限は、ホスティング会社にあります。
顧客等への責任・社会的責任上、セキュリティ管理の責任・権限を自社で保有する必要がある場合には、自社サーバ・専用サーバが必要です。
また、昨今、個人情報については特に取り扱いがうるさく言われていることはご承知のことと思います。

5)大量のメールを送受信するケース
メールマガジンやDMの発行など、一度に大量のメールを送信するなどのサービスを行っている場合には、自社サーバ・専用サーバが向いていると思われます。
ホスティングやレンタルサーバでは、大量のメール送信を行うと警告が来て、何度も繰り返し、あるいは定期的に、大量のメールを送信することは出来ません。

上記以外にも、もちろん、自社サーバ・専用サーバが適しているケースがあるとは思いますが、経験上、よくあり得るケースを挙げてみました。単に”スケールメリット”というひと言ではないことがお分かりいただけたかと思います。

結論めいたことを言えば、現時点で、メールアカウント数にも不足がなく、コンテンツもコーポレートガイド的なWEBサイトがあるのみで十分な方、上記のケースには該当しない方には、自社サーバ・専用サーバは必要ありませんが…

「セキュリティ面に不安がある」「メールやWEBサイトのレスポンスが悪い」などちょっとした気になることがある方や「これからITをもっと有効に活用したい」と前向きにお考えの方は、是非、一度、自社サーバ・専用サーバを検討してみてはいかがでしょうか?

その際は、是非、弊社にご相談ください。無料で診断いたします。

自社サーバ・専用サーバのベストな管理体制とは」に続く…

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