IBMのHD(ハードディスク)故障時に保冷材冷却で読み出せた
 2006.10.14

何かと対応の多い、HD(ハードディスク)の故障については、過去に何度か取り上げました。 ○過去の記事  IBMのHD故障で基盤交換  HD故障時の一般的な症状 今回は少々オカルトな対応事例のご紹介です。 PC不調の連絡を受け、症状を聞くと起動時のメーカーロゴから先に進まないとの事。電話応対が不可能と判断し、訪問してみると、確かに起動時のメーカーロゴから先のWindows起動画面まで行きません。 確認してみたところ、BIOS上からHDは認識されています。利用者に聞くと、ここ数日、急にフリーズしたり、「カラカラ」といった異音がしたとの事。 朝一ではWindowsが起動したとの事なので、とりあえずケースを開けて風通しをよくし、しばらく熱を逃がす。 起動してみると今回はディスクの起動・回転音は聞こえる。TrueImageからHDも認識した。が、イメージ作成中にフリーズ。 ダメもとで風をあててHDの熱を少しでも逃がすと、イメージ作成が少し進む。 冷やせば良いかと考え、冷凍庫から保冷材(ケーキなどを買うと付いてくるアレです。)を借り、結露しないよう袋に入れ、HDにテープで付け、再度起動。 すると、異音が出なくなり、イメージ取得の間(約1時間)、緊張しましたが何とか取得できました。 で、HDを交換してイメージからリカバリ完了。復旧できました。 今回は、急に保冷材を思いついてみたり、HDが完全に壊れていなかったりと運が良かったケースですので、あまり参考にならないかもしれません。 上記の症状に似ている場合、”HDへの保冷材貼り付け”を試してみも良いかもしれません。自己責任でお願いしますが。 ちなみに、今回の故障HDはIBMの3.5インチの20GBのものです。型番等詳細はメモ忘れで不明です。
カテゴリー:ハードウェア