Linuxインストール後にソフトウェアRAIDを追加する
 2006.11.05

OSをインストールし終えてから,ソフトウェアRAIDのアレイをシステムに追加したときの話. インストール時にソフトウェアRAIDを構築する場合は,インストーラでメニューを選択すれば良いので簡単でしょう.OSをインストールした後にRAIDアレイを追加する方法についてメモを残します. 0. 前提として,既にOSはインストールされています.OSのインストールされたディスクとは別に今回は2台のディスクを追加してストライピングのRAID0によるアレイを追加します.OSはCentOS4.4です. 1. 新規に追加された2台のディスク(今回はSATAのディスクなので/dev/sda, /dev/sdb)にパーティションを構築する.
# fdisk /dev/sda
– n でパーティション構築; 番号1, primary, サイズはディスク全体 – t でパーティションタイプ(Id)変更; fd (Linux raid autodetect) 選択 – w でパーティション情報の書き込み /dev/sdbも同様にパーティションを構築./dev/sda1, /dev/sdb1 ができた. 2. mdadm でRAIDアレイを作成
# mdadm -C /dev/md0 -l 0 -n 2 /dev/sda1 /dev/sdb1
オプションの詳しい意味はmdadm(8) ver.1.5 man page[日本語]をご覧ください. 3. RAIDアレイの状態を確認
# cat /proc/mdstat
Personalities : [raid0]
md0 : active raid0 sdb1[1] sda1[0]
 ......
md0: active の行があればO.K.(だと思う) 4. ファイルシステムの作成 RAIDアレイは 仮想デバイス /dev/md0 として扱える.この仮想デバイスをフォーマットするとマウントできるようになる.
# mke2fs -j /dev/md0 
...
# mount /dev/md0 /mnt
5. 後は /dev/md0 を普通のパーティションのようにmount, umountできます./etc/fstab に記述すれば起動時にmountした状態になります.
カテゴリー:サーバ管理